基礎編12:年間ゲーム大賞受賞作のお値段は?―ドイツ語の数字(基数)の読み方
学習目標:
- 0から100万までの数字のつづりと読み方を知る。
- ドイツ年間ゲーム大賞受賞作の値段を言うことができる。
1. ドイツ語の数字…0から10
まず0から10です。選択肢の数字はバラバラに並んでいます。発音と音声を参考にして、ドイツ語を分類してみましょう。
〔 acht / drei / eins / fünf / neun / null / sechs / sieben / vier / zehn / zwei 〕
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「ei」のカタマリは「アイ」と発音するので、einsは「エインス」ではなく「アインス」、zweiは「ツヴェイ」ではなく「ツヴァイ」となります。「ie」のカタマリは「イー」と伸ばす音なので、vierは「フィーア」、siebenは「ズィーベン」ですね。「eu」のカタマリは「オイ」と読むので、neunは「ノイン」になります。母音の後の「h」は読まずに伸ばす音になるので、zehnは「ツェーン」と読みます。0から10の数字を覚えれば、基礎編3で学んだ注意すべき母音の発音がほとんど身につきますね。
2.ドイツ語の数字…11から20
次は11から20の数字を見てみましょう。同じようにつづりを分類してみてください。
〔 achtzehn / dreizehn / elf / fünfzehn / neunzehn / sechzehn / siebzehn / vierzehn / zwanzig / zwölf 〕
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13以降は英語と似た作り方ですが、16から18は発音とつづりに注意が必要です。16はsechsの「s」が取れて「sechzehn(ゼヒツェーン)」、17はsiebenの「en」が取れて「siebzehn(ズィープツェーン)」、18はつづりはachtとzehnで「achtzehn」ですが、「アハトツェーン」とは読まずに、「アハツェーン」となります。
3.ドイツ語の数字…21から30
次に21から30の数字を見てみましょう。一の位と十の位はどのような組み合わせになっているでしょうか?
〔 achtundzwanzig / dreißig
/ dreiundzwanzig / einundzwanzig / fünfundzwanzig / neunundzwanzig / sechsundzwanzig
/ siebenundzwanzig / vierundzwanzig / zweiundzwanzig 〕
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21以降は一の位を言ってから、十の位を言います。一の位と十の位の間は「und」(ウント)でつなぎます。undは英語のandにあたるので、21は「1と20」、22は「2と20」のように、日本語とは逆の数え方になります。アルファベートで数字を書くときは、スペースを空けずにすべてつなげて書くので、100の位や1000の位など、桁が上がると文字も果てしなく長くなっていきます。
4.ドイツ語の数字…40から1.000.000
21から29の数字のうち、十の位(zwanzig)の部分を30(dreißig)や40(vierzig)など、他の数字に変えれば、99まで言うことができます。40から100万までの数字を見てみましょう。
〔 achtzig / eine Million / fünfzig / hundert / hunderttausend / neunzig / sechzig
/ siebzig / tausend / vierzig / zehntausend 〕
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14はvierzehnで、15はfünfzehnでしたが、40や50では、zehnの部分が「zig」(ツィヒ)に変わっていますね。30の場合のみ、「ßig」(スィヒ)になることに注意です。
2桁の数字は「一の位+und+十の位」の組み合わせて作るので、58なら「achtundfünfzig」、67なら「siebenundsechzig」となります。
2桁の数字は「一の位+und+十の位」の組み合わせて作るので、58なら「achtundfünfzig」、67なら「siebenundsechzig」となります。
100はeinhundert(アインフンダート)、1000はeintausend(アインタオゼント)とも言います。1万はzehntausend、10万はhunderttausendとなりますが、数字の表記を見ると「000」(tausend)のカタマリの前に、「10」(zehn)があるのがzehntausend、「100」(hundert)があるのがhunderttausendなので、数字を見ると覚えやすいかもしれません。
100万は名詞ですので、eine Million(100万一つ)な感じです。200万だと複数形になるので、zwei Milionen(ツヴァイ・ミリオーネン)となります。
5.101以降の言い方
2桁の数字では、一の位を言ってから十の位を言うという、日本語とは逆の読み方になっていましたが、100以降の3桁では、百の位でいったん区切れて、残りの2桁もしくは1桁を言うことになります。数が増えると大変ですが、分類してみましょう。
〔 eine Million
achthunderttausend / hunderteins / hundertfünfundzwanzig / hundertzehn / tausendfünfhundert
/ vierhunderttausend / zweihundertfünfzig / zweitausenddreizehn / zweiunddreißigtausend 〕
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100万以降はeine Millionでいったん区切れて、後の桁を言うことになります。
6.ドイツ年間ゲーム大賞(das Spiel des Jahres)の値段をドイツ語で述べてみよう。
最後にここ数年のドイツ年間ゲーム大賞受賞作の価格をドイツ語で述べてみましょう。値段は、ドイツのボードゲームショップ「Spiele-Offensive(シュピーレ・オフェンシブ」で調べたものです。価格は2021/11/07時点のものです(時期により変動します)。
Euroは「オイロ」と読みます。ユーロの下の単位はCent(ツェント)なので、20,50€だと、「zwanzig Euro fünfzig Cent」となりますが、価格を述べる際には、Centはしばしば省略されるので、「zwanzig Euro fünfzig」と読むのが一般的です。
※Jahr(ヤール)=年、Spiel(シュピール)=ゲーム、Preis(プライス)=価格
「〇〇 Euro 〇〇」の形で値段を読んでみましょう。音声も聞いてみてください。
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いかがでしょうか?現在1ユーロは約130円なので、一番安い『キングドミノ』だと1922円程度で手に入りますね。物にもよりますが、大抵のゲームはドイツでは日本より安く買うことができます。
※ ※ ※
おわりに
今回は数字の読み方を学びました。日常生活では数字は、時刻や値段などで頻繁に使いますが、ドイツゲームでも数字を言うだけでドイツ人とゲームができるものもあります。『ハゲタカのえじき』(Hol's der Geier!)は手札が1から15で、得点カードがマイナス5からプラス10ですし(ちなみにマイナスは「minus〔ミーヌス〕」、プラスは「plus〔プルス〕」と言う)、『ニムト』(6nimmt!)なら、1から104までの数字が言えれば、十分にゲーム中のコミュニケーションが取れます。遊び方や説明書の読解はまたの機会に。
それではまた次回、bis zum nächsten Mal!
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