基礎編1:ドイツ語のアルファベートの読み方 ― ABC=アー・ベー・ツェー

学習目標:

● ドイツ語のアルファベートの発音を知る。
● 短い単語を一文字ずつアルファベートで発音できる。

ドイツ語のアルファベートは、英語と同じAからZに、特殊文字のウムラウト三つ(Ä, Ö, Ü)とエスツェット(ß)を加えた30文字です。Youtube動画で発音を聞いてみましょう。


さて、どんな印象だったでしょうか?英語と比べるとなんだか変な発音ですよね。表にまとめると以下のようになります。


注意が必要なポイントを見てみましょう。だいたいカタカナを参考にして読むことができるのですが、LとR、ウムラウト(Ä, Ö, Ü)はちょっとひねらなければなりません。

① LとRの発音
「L」舌の先を上あごの歯茎の付け根につけたまま「エル」と発音します。以下のイラストのような感じです。


「R」舌の先を下あごの歯茎の付け根につけたまま、喉の奥(うがいをするときに振動する部分)を鳴らして「エル」と発音します。喉の奥から息が出るので、「エァ」と聞こえるかもしれません。

「R」の発音の仕方は他にもあり、舌の先を震わせる方法もあったりします。

②ドイツ語の特殊文字「ウムラウト」(A,O,Uの上に「・・」がついたもの)

「Ä」(アー・ウムラウト):アの口で「エー」と発音。唇を逆三角形にして口を縦に開きます。アとエを同時に出す感じです。
「Ö」(オー・ウムラウト):オの口で「エー」と発音。唇を丸くすぼめて「エー」と発音します。喉を突かれたときや飲食物をもどすときに「オェー」となりますが、あんな感じです。
「Ü」(オー・ウムラウト):ウの口で「イー」と発音。唇を口笛を吹くときのようにとがらせて、「イー」と発音します。日本語の「ユー」に近いですが、やっぱり変な感じで発音しなければなりません。

③ ドイツ語の特殊文字「エスツェット」(ß)
ギリシャ語のベータ(β)に似てますが、ベータではありません。左下から一筆書きで書きます。発音は濁らない清音の「S」の音になります。例えばgroß(大きい)なら「グロース」と発音します。

実践クイズ:次の文字をアルファベート読みしてみましょう。
1) BMW
2) EU
3) USA
4) WMF
5) CD
6) DVD




↓↓↓解答はコチラ↓↓↓




1) ベー・エム・ヴェー(昔は「ベンベ」と呼ばれていました)
2) エー・ウー
3) ウー・エス・アー
4) ヴェー・エム・エフ(ドイツの食器メーカー。ファミレス等でコーヒーマシンを見かけますね)
5) ツェー・デー
6) デー・ファオ・デー

今回はここまでです。繰り返し発音して覚えていきましょう。また次回。Bis zum nächsten Mal!

おまけ・・・ドイツ語のABCの歌


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