基礎編5:Was spielst du heute? 今日君は何をプレイする?ー「主語として使う人称代名詞」
学習目標:
● 対話を読んで誰がどのゲームをするか、理解できる。
● ich(私は)やSie(あなたは)など、主語として使う人称代名詞を知る。
● どのゲームをプレイするか尋ねたり、述べることができる。
● 自分がプレイするのが好きなゲームを述べることができる。
前回はローマ字読みしない子音の発音を学びました。今回は主語として使う人称代名詞のお話です。表現としては、どのゲームをするかドイツ語で述べたり、自分の好きなゲームを述べることができるようになりますよ。
1.今日はどのゲームをしますか? ー 対話の中の主語を探してみよう
まず、主語として使う人称代名詞から見ていきましょう。次の対話を読んで主語にチェックしてください。できれば白紙にドイツ語を書いて、主語に線を引くか、マークしてみましょう。主語は動作の主体を表す言葉です。ここでは「誰が」ゲームをしているでしょうか?ちなみに、wasは「何」(what)という意味で、spieleやspielstは動詞で「プレイする、遊ぶ」(play)の意味になります。主語は動詞の右か左にあります。
1) Ich spiele „6nimmt!“. Was spielst du, Hans?(イッヒ シュピーレ ゼクス ニムト, ヴァス シュピールスト ドゥ, ハンス?)
「僕は『ニムト』をプレイするよ。君は何をプレイする、ハンス?」
― Ich spiele auch „6nimmt!“.(イッヒ シュピーレ アォホ ゼクス ニムト)
― Ich spiele auch „6nimmt!“.(イッヒ シュピーレ アォホ ゼクス ニムト)
「僕も『ニムト』をプレイするよ」
2) Was spielen Max und Angela jetzt?(ヴァス シュピーレン マックス ウント アンゲラ イェツト?)
「マックスとアンゲラは、今何をプレイしてるの?」
― Jetzt spielt er „Carcassonne“ und sie spielt „die Siedler von Catan“.
「マックスとアンゲラは、今何をプレイしてるの?」
― Jetzt spielt er „Carcassonne“ und sie spielt „die Siedler von Catan“.
(イェツト シュピールト エア カルカソンヌ ウント ズィー シュピールト ディー ズィードラー フォン カタン)
「今、彼は『カルカソンヌ』をプレイして、彼女は『カタンの開拓者たち』をプレイしてるよ。」
3) Was spielt ihr heute Abend? - Heute Abend spielen wir „Elfenland“.
「今、彼は『カルカソンヌ』をプレイして、彼女は『カタンの開拓者たち』をプレイしてるよ。」
3) Was spielt ihr heute Abend? - Heute Abend spielen wir „Elfenland“.
(ヴァス シュピールト イーア ホイテ アーベント?)(ホイテ アーベント シュピーレン ヴィーア エルフェンラント)
「君たちは今晩、何をプレイするの?ー 今晩、私たちは『エルフェンラント』をプレイするよ。」
4) Was spielen Lukas und Maria? - Sie spielen „Lost Cities“.
(ヴァス シュピーレン ルーカス ウント マリア?) (ズィー シュピーレン ロスト シティーズ)
「ルーカスとマリアは何をプレイしてるの?― 彼らは『ロスト・シティ』をプレイしてるよ。」
5) Spielen Sie gern „Coloretto“, Herr Schacht?(シュピーレン ズィー ゲァン コロレット ヘル シャハト?)
「あなたは『コロレット』をプレイするのは好きですか、シャハトさん?」
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オレンジでマークしている単語が主語です。ichやdu以外に、人名も主語になります。auchは「~も」、gernは「好んで、~するのが好き」という意味の副詞です。
1) Ich spiele „6nimmt!“. Was spielst du, Hans?
― Ich spiele auch „6nimmt!“.
2) Was spielen Max und Angela jetzt?
― Jetzt spielt er „Carcassonne“ und sie spielt „die Siedler von Catan“.
3) Was spielt ihr heute Abend? - Heute Abend spielen wir „Elfenland“.
4) Was spielen Lukas und Maria? - Sie spielen „Lost Cities“.
5) Spielen Sie gern „Coloretto“, Herr Schacht?
ちなみに、Herr Schachtの「Herr」は英語のMr.にあたり、男性の名字につけて「~氏、~さん、~様」という意味で使います。カードゲーム『コロレット』の作者、ミヒャエル・シャハトさんです。
次に今マークした人名以外の人称代名詞を下の表に入れて分類してみましょう。必要に応じて、日本語訳をもう一度参考してください。
さあ、人称代名詞の表が作れたでしょうか?「あなたは」と「あなた方は」の「Sie」は「S」を常に大文字で書きます。それ以外の単語は文頭以外では頭文字を小文字で書きます。
2.人称って何だ?
さて、ここで人称代名詞の説明をしますが、文法的な話なので読み飛ばしてもOKです。
まず、代名詞は名詞の「代わり」に使う言葉なので、人名や物の名称を「私は」や「君は」、「それは」などの言葉で言い換えるときに使います。人称は話し手や聞き手などのカテゴリーで、三つあります。話し手や書き手など、発言をしている自分のことは一人称、聞き手や読み手など、自分の発言を受け取っている相手は二人称、発言の中で話題になっている人やモノ(一人称と二人称以外の全て)は、三人称に分類されます。単数は人数や個数がひとりやひとつだけのときに、複数は二人あるいは二つ以上のときに使います。
まず、代名詞は名詞の「代わり」に使う言葉なので、人名や物の名称を「私は」や「君は」、「それは」などの言葉で言い換えるときに使います。人称は話し手や聞き手などのカテゴリーで、三つあります。話し手や書き手など、発言をしている自分のことは一人称、聞き手や読み手など、自分の発言を受け取っている相手は二人称、発言の中で話題になっている人やモノ(一人称と二人称以外の全て)は、三人称に分類されます。単数は人数や個数がひとりやひとつだけのときに、複数は二人あるいは二つ以上のときに使います。
ところで、英語の二人称はyouひとつだけですが、ドイツ語には相手のことを指す二人称にSieとduの二つがありますね。それぞれ敬称と親称と呼ばれていますが、敬称のSieは、初対面の相手や目上の人、改まった場面で使われるのに対して、親称の方は家族や友人同士などの親しい間柄で使われます。ゲームの説明書では、読み手への呼びかけやルール指示の際に「Sie」や「du」が使われることがあります。また、Spieler(プレイヤー)などの名詞を言い換えて、「er」(彼は)や「sie」(彼らは)がよく使われるので、覚えておきましょう。
3.今日は何をプレイする?君は何をプレイするのが好き?
それではまとめとして、今回学んだ人称代名詞を使ってみましょう。今日プレイするゲームや、自分の好きなゲームについて述べてください。下線部を自分の好きなゲームに変えて、対話文を書いてみましょう。ゲームのドイツ語名が分からない場合は、Wikipediaの日本語版のページを開いて、「他言語版」の欄の「Deutsch」(ドイツ語)を押すと、ドイツ語版のページを見ることができます。
1) Was spielst du heute?(ヴァス シュピールスト ドゥ ホイテ?)「君は今日何をプレイするの?」
― Heute spiele ich "6 nimmt!" (ホイテ シュピーレ イッヒ ゼクス ニムト)「今日私は『ニムト』をプレイするよ」
― Heute spiele ich "6 nimmt!" (ホイテ シュピーレ イッヒ ゼクス ニムト)「今日私は『ニムト』をプレイするよ」
2) Was spielen wir heute? (ヴァス シュピーレン ヴィーア ホイテ?)「私たちは今日何をプレイしようか?」
― Heute spielen wir "6 nimmt!" (ホイテ シュピーレン ヴィーア ゼクス ニムト)「今日私たちは『ニムト』をプレイしよう」
3) Was spielst du gern?(ヴァス シュピールスト ドゥ ゲァン?)「君は何をプレイするのが好き?」
― Ich spiele gern "6 nimmt!". (イッヒ シュピーレ ゲァン ゼクス ニムト)「私は『ニムト』をプレイするのが好き」
対話文が作れたら、以下のドイツ語の質問だけを見て、自分の答えを述べてみましょう。
1) Was spielst du heute?
2) Was spielen wir heute?
3) Was spielst du gern?
いかがでしたでしょうか?今日プレイするゲームや、自分が好きなゲームについては、いつでも述べられるように暗記してしまいましょう。
今回は動詞にspielen(シュピーレン)が出てきましたが、spieleやspielstなど、動詞の一部が変わっているときがありますね。動詞の変化や語順については、また次の機会に学びます。それではまた次回。Bis zum nächsten Mal!
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