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暗記編1:ドイツ語のアルファベートを暗記しようークイズレットと一分間暗記法

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 学習目標: ● ドイツ語のアルファベートの発音を暗唱することができる。 ドイツ語を使う際に、目的に応じて辞書や参考書などを使うことがありますが、やはり何も見ずに空で言えたり、暗唱できたりしたらカッコいいですよね。覚えていれば実際に話す場面でも、すぐに使うことができます。暗記編では単純暗記の方法を紹介したいと思います。今回はアルファベートです。 1.単語暗記アプリ「クイズレット」 まず、通勤・通学の電車やバスの中など、スキマ時間にスマホ等のアプリで覚える方法はいかがでしょうか?無料の単語暗記アプリ『Quizlet』(クイズレット)なら、Webブラウザやスマホアプリで暗記練習ができます。ドイツ語のアルファベートの暗記カードは下記リンクから閲覧できます。ログインの表示や、無料アカウントおよび有料アカウント登録の表示が出ることがありますが、登録しなくても使えます。 学習セット「ドイツ語のアルファベート」 https://quizlet.com/_9e8e0p?x=1jqt&i=3hheuc 当ブログ専用クラスのリンク(アルファベート以外に数字の暗記カードのフォルダもあります) https://quizlet.com/join/ryEpEBBWn クイズレットには様々な学習モードやゲームが用意されています。音声にも対応しているので、目的に応じて使いわけてみるといいでしょう。 【学習】 「単語カード」 カードをクリックもしくはタップすると、暗記カードが裏返り、用語(単語)と定義(意味)を覚えることができる。「再生」ボタンを押すと、自動で単語カードの裏表が流れていく。「シャッフル」を押すと、ランダムに単語カードが出てくる。「オプション」で音声のオン/オフや、単語カードの表・裏・両面のうちどれを画面に出すか選択できる。 「学習」 単語カードの内容を選択式や文字入力式で学ぶことができる。オプションでカードの裏表のどちらを学ぶかや、出題形式を選ぶことができる。サウンドアイコンを押すと音声が聞ける。 「筆記」 出題された単語を入力する。オプションで用語と定義のどちらを解答するかや、音声のオン/オフを選ぶことができる。単語のつづりには大文字と小文字も厳密に区別されるので注意。 「音声チャレンジ」 サウンドアイコンを押して、音声を聞き、文字を入力する。正答には大文字と小文字を区別す

基礎編6:Mein Lieblingsspiel ist ~.「私の好きなゲームは~です」ー 自己紹介&「動詞の現在人称変化(規則変化)」

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(2021/8/16更新:実践クイズのGoogle Formリンクを追加) 学習目標  ● 好きなドイツゲームを交えて、自己紹介ができる。 ● 動詞の現在人称変化のパターンと覚え方を知り、主語に合わせて動詞を変化させて使うことができる。 前回は自分の好きなゲームの述べ方や、ich(イッヒ)「私は」やdu(ドゥ)「君は」などの主語となる人称代名詞 を学びました。Was spielst du gern? - Ich spiele gern "Carcasonne".などの表現は覚えているでしょうか?好きなゲームを尋ねるときと、答えるときで動詞spielen(シュピーレン)の形が、spielst(シュピールスト)とspiele(シュピーレ)で異なっていましたね。今回は自己紹介と他者紹介に加えて、動詞の変化の仕組みも学んでいきます。今回は 専用のワークシート(PDF) もありますので、適宜プリントアウトして使用してください( リンクをクリックすると開きます )。ちなみにドイツ語の日付(Datum)の書き方は、日本語とは逆で「日/月/年」の順番になります。2021/7/30なら、「30/07/21」と書きます。 1.ドイツ語で自己紹介 まず、自己紹介の仕方を学びましょう。以下の例文を読んでみてください。 Guten Tag! Ich heiße Alex Meier . Ich komme aus Deutschland und wohne in Flensburg . Ich spiele gern Brettspiele. Mein Lieblingsspiel ist " Auf Achse ". 発音:グーテン・ターク! イッヒ ハイセ アレックス・マイアー. イッヒ コメ アウス ドイチュラント ウント ヴォーネ イン フレンスブルク. イッヒ シュピーレ ゲァン ブレットシュピーレ. マイン リープリングスシュピール イスト “アウフ・アクセ”. 和訳:「こんにちは!私はアレックス・マイアーと言います。私はドイツ出身で、フレンスブルクに住んでいます。私はボードゲームをするのが好きです。私の好きなゲームは『アウフ・アクセ』です。」 ここでは氏名、出身(国もしくは県・地域)と居住地、趣味(ボードゲーム)と好きなボードゲームにつ

実践編:2021年ドイツ年間ゲーム大賞発表

2021年のドイツ年間ゲーム大賞とエキスパート賞が発表されました。FBの投稿を見てみましょう。 まずは、エキスパート賞(Kennerspiel des Jahres:ケンナーシュピール・デス・ヤーレス)から見てみましょう。ゲームのタイトルと作者、出版社が分かればOKです。 Die Jury hat entschieden: Kennerspiel des Jahres ist "Paleo" von Peter Rustemeyer ( Hans-im-Glück Spieleverlag ). Herzlichen Glückwunsch! 以下、語句ごとに区切ってみます。 Die Jury=審査委員会は hat entschieden : =決定した(現在完了=habenの現在人称変化+過去分詞) Kennerspiel des Jahres=年間エキスパートゲーム大賞 ist=~である(seinの現在形三人称単数。英語のisにあたる) "Paleo" =『パレオ』 von =~の(英語のofにあたる) Peter Rustemeyer=ペーター・ルステマイアー(人名) ( Hans-im-Glück Spieleverlag ).=ハンス・イム・グリュック・ゲーム出版社 (出版社名) Herzlichen Glückwunsch!=おめでとうございます! 訳例:審査委員会は決定しました:年間エキスパートゲーム大賞は、ペーター・ルステマイアー(ハンス・イム・グリュック・ゲーム出版社)の『パレオ』です。 おめでとうございます! 次に年間ゲーム大賞(Spiel des Jahres:シュピール・デス・ヤーレス)です。構文は同じなので、すぐ読めそうですね。 Und das Spiel des Jahres ist... "MicroMacro: Crime City" von Johannes Sich ( Edition Spielwiese / Pegasus Spiele ) Herzlichen Glückwunsch! 以下、語句ごとに区切ってみます。 Und=そして das Spiel des Jahres=年間ゲーム大賞は ist... =~である( seinの現在形三人称単数。英語

基礎編5:Was spielst du heute? 今日君は何をプレイする?ー「主語として使う人称代名詞」

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 学習目標: ● 対話を読んで誰がどのゲームをするか、理解できる。 ●  ich(私は)やSie(あなたは)など、主語として使う人称代名詞を知る。 ● どのゲームをプレイするか尋ねたり、述べることができる。 ● 自分がプレイするのが好きなゲームを述べることができる。 前回はローマ字読みしない子音の発音 を学びました。今回は主語として使う人称代名詞のお話です。表現としては、どのゲームをするかドイツ語で述べたり、自分の好きなゲームを述べることができるようになりますよ。 1.今日はどのゲームをしますか? ー 対話の中の主語を探してみよう まず、主語として使う人称代名詞から見ていきましょう。次の対話を読んで主語にチェックしてください。できれば白紙にドイツ語を書いて、主語に線を引くか、マークしてみましょう。主語は動作の主体を表す言葉です。ここでは「誰が」ゲームをしているでしょうか?ちなみに、wasは「何」(what)という意味で、spieleやspielstは動詞で「プレイする、遊ぶ」(play)の意味になります。主語は動詞の右か左にあります。 1) Ich spiele „6nimmt!“. Was spielst du, Hans? (イッヒ シュピーレ ゼクス ニムト, ヴァス シュピールスト ドゥ, ハンス?) 「僕は『ニムト』をプレイするよ。君は何をプレイする、ハンス?」  ― Ich spiele auch „6nimmt!“. (イッヒ シュピーレ アォホ ゼクス ニムト) 「僕も『ニムト』をプレイするよ」 2) Was spielen Max und Angela jetzt? (ヴァス シュピーレン マックス ウント アンゲラ イェツト?) 「マックスとアンゲラは、今何をプレイしてるの?」 ― Jetzt spielt er „Carcassonne“ und sie spielt „die Siedler von Catan“. (イェツト シュピールト エア カルカソンヌ ウント ズィー シュピールト ディー ズィードラー フォン カタン) 「今、彼は『カルカソンヌ』をプレイして、彼女は『カタンの開拓者たち』をプレイしてるよ。」 3) Was spielt ihr heute Abend? - Heute Abend sp

基礎編4: 注意が必要な子音の発音&ゲームの説明書によく出てくる単語

 学習目標 ● ローマ字読みしない子音の発音を知り、単語を読むことができる。 ● ボードゲームの説明書でよく出てくる単語を読むことができる。 前回はローマ字読みしない母音の読み方 を学びました。今回はその子音編です。大まかにいうと、「a, i, u, e, o」以外の文字が子音となります。ローマ字読みしない変な読み方の子音を見ていきましょう。数が多いので、先に実践クイズから取り組んでもOKです。 ① 語末の-b, -d, -gは「プ[p]、トゥ[t]、ク[k]」と読む。 例)hal b (ハルプ)=半分の、Lan d (ラント)=国、地方、Ta g (ターク)=日、昼間 ② chは「ハヒフヘホ」のうちのどれかになる。 ☆「a, o, u, au」の後に「ch」があるときは「ハ、フ、ヘ、ホ」の音[x]になる。 例)a ch t(アハト)=8(数字)、Lo ch (ロッホ)=穴、Bu ch (ブーフ)、au ch (アォホ)=~も ☆上記以外は「ヒ」[ ç ]の音。 例)i ch (イッヒ)=私は、e ch t(エヒト)=本当、 Ch ina(ヒーナ)=中国,  ③ chsは「クス」[ks]と読む。 例)se chs (ゼクス)=6(数字)、Horn ochs (ホルンオクス)=角牛(カードゲーム"6nimmt"のカードに書かれているマーク) ④ 単語の最後の-igは、「イヒ」[-i ç ]と読む。 例)zwanz ig (ツヴァンツィヒ)=20(数字)、richt ig (リヒティヒ)=正しい ⑤ j=「ヨット」なのでヤ行の音になる。 例) Ja pan(ヤーパン), je den Tag(イェーデン・ターク)=毎日 ⑥ pfは「プフ」と読む。 例)Ko pf (コプフ)=頭、 Pf alz=プファルツ(地名) ⑦ quは「クヴ」[qv]と読む。 例) Qu alität(クヴァリテート)=質、クオリティ ⑧「s+母音」、つまり日本語のサ行「sa, si, su, se, so」は、濁音[z]になるので「ザ、ズィ、ズ、ゼ、ゾ」と読む。 例) Sa galand=ザーガラント(ボードゲームのタイトル)、 Su permarkt(ズーパーマルクト)=スーパーマーケット ⑨ ssとß(エスツェット)は濁らない「s」の音になる。 例)E ss en=エッセ

基礎編3: 注意が必要な母音の発音=変な読み方をするドイツ語

 学習目標: ● ウムラウトや二重母音の読み方を知り、単語を読めるようになる。 ● 母音の長短の読み方を知り、単語を読めるようになる。 前回は単語の基本的な読み方 を学びました。ドイツ語は基本ローマ字読み!が原則でしたね。ただし、すべての単語にこの原則が当てはまるわけではありません。今回は原則から外れた読み方を学んでいきます。原則を学んだばかりですが、「原則なんてなかった、いいね?」と言わざるを得ません…。 1. ウムラウト(変母音) アルファベートの回では、ドイツ語の特殊文字ウムラウト(Ä, Ö, Ü)を学びました。カタカナ読みでは「エー、エー、ユー」となりますが、「Ä」(アー・ウムラウト)は「アー」と「エー」を同時に発音し、「Ö」(オー・ウムラウト)は「オー」と「エー」を、「Ü」(ウー・ウムラウト)は「ウー」と「イー」を同時に発音する感じです。以下の例を読んでみましょう。 Anfänger(アンフェンガー)=初心者 Köln(ケルン〔コォェルン〕)=ケルン(都市名) über(ユーバー〔ウィーバー〕)=~の上方に(前置詞) カタカナ表記的にはKölnは「ケルン」ですが、「ケルン」と言っても通じないので「コォェルン」のように発音する必要があります。その昔、ドイツでは長距離列車の切符は、券売機ではなく窓口で買っていましたが、筆者は学生時代ケルンまでの切符を買う際に「ケルン」と言っても通じませんでした。窓口の人から"Wie buchstabiert man?"(どんなつづり?)と聞かれ、「K(カー)・Ö(オー・ウムラウト)、L(エル)、N(エン)」と一文字ずつ述べて、ようやくケルン行きの切符を買うことができました。ちなみに今日では券売機か、ネットやスマホアプリでEチケットを買うのが一般的です。列車によって値段も細かく違ったりします。 さて、実践クイズです。ウムラウトの部分に注意して以下の単語を読んでみましょう。wählenの「h」は直前の母音「ä」を伸ばして発音します。 Händler=商人 wählen=選ぶ Öl=油 öffnen=開く、オープンする Würfel=サイコロ Brücke=橋 ↓↓↓解答はコチラ↓↓↓ Händler(ヘンドラー)=商人 wählen(ヴェーレン)=選ぶ Öl(エール)=油 öffnen(エフネン)=開く、オープ

実践編: 2021年「エッセン・シュピール'21」の開催動向

毎年10月にエッセンで開催される世界最大級のドイツゲームイベント「エッセン・シュピール」。去年は中止となっていましたが、今年は開催に向けて準備が進んでいるようです。FB記事を読んでみましょう。 Yippie=わーい、やったー Heute=今日 haben ... geschickt(文末)=送った(現在完了:haben+過去分詞) wir =私たちは das Hygienekonzept=感染予防構想(die Hygiene[衛生、予防医学]+das Konzept[構想]からなる複合語) an=~に(前置詞) die Behörden=当局、役所、官庁 der Stadt Essen=エッセン市の Wir=私たちは freuen uns=喜んでいます(再帰動詞:sich freuen) sehr=とても dass=~ということ(従属接続詞で、定動詞は文末に置かれる) wir  die Rückmeldung=返信、返事 erhalten haben=受け取った(現在完了 :haben+過去分詞 ) dass unser Hygienekonzept=私たちの予防構想が auf Basis=~に基づいて der aktuell gültigen=現在有効な CoronaSchVO = コロナ感染予防条令(Coronaschutzverordnung) NRW=ノルトライン=ヴェストファーレン州 (Nordrhein-Westfalen) genehmigungsfähig=認可可能な(die Genehmigung[官庁などの認可、許可]+fähig[可能である、能力のある]) ist=~である(動詞seinの現在形三人称単数) Die Infos=情報 für Aussteller=出展者 in Bezug auf ~=~に関して Standgestaltung=ブースの構成、設置(Stand[スタンド]+Gestaltung[形成、構成、形作ること]) und=そして Hygieneregeln=感染予防規則(Hygiene+Regeln[規則]) können=~できる(話法の助動詞、本動詞は原形で文末に置かれる) nun =いま erstellt werden=作成される(受動態werden+過去分詞erstellt) Es=非人称の主語なので訳さない